5つの「こしょく」知ってますか?
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「こしょく」と聞いて皆様は、どの漢字のどの意味を思い浮かべますか?
実は「こしょく」には5種類あります。そしてそれぞれに問題点がありますので、ご紹介していきます。
孤食
「こしょく」と聞いてこの漢字を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
こちらは、1人で孤独に食事をすることを表します。一人暮らしの方やご両親が共働きでお子様が1人でご飯を食べるご家庭など様々だと思います。
問題点
- 家族などのコミュニュケーション不足によるすれ違い
- 愛情表現の欠如
- お子様に対して箸や姿勢、行儀など必要最低限の作法が身につかない
- 好きなものばかり食べてしまい、栄養問題が起こる
お子様に対する影響が大きいですが、一人暮らしの大人にも栄養管理などの問題が出てきます。特に大人になると「一人だから簡単に済まそう」って思っちゃいますよね…
なるべく誰かとご飯を食べる機会を増やしていただくことが良いと思います。
個食
同じ食卓でありながら、家族がバラバラなものを食べることを意味します。
こちらは好き嫌いの多いお子様がいらっしゃるご家庭で多いのではないかと思います。
子供に対する問題点
- 好きなものばかり食べ、わがままを増長する
- 協調性に欠ける
- 味覚の幅が狭まる
食育という観点で見ると、とても深刻な問題だと思います。
少し面倒でも、お子様の嫌いな食べ物を工夫して調理し、様々な種類の食材を食べれるようにしていただいたほうが良いかと思います。
子供の時には身体に影響が出なかったとしても、大人になってからでは、なかなか好き嫌いを克服するのは難しいと思います。
濃食
外食や市販の味ばかりを好み、味の濃いものを求めて食べてしまうことです。
こちらは特に大人の方に多いのではないかと思います。今は手軽に料理されたものを購入できますので、ご飯を作るよりも楽ですよね。ただ、その生活が続いてしますと危険です。
問題点
- 濃い味に慣れてしまい、舌が鈍感になる
- デリケートな味が感じられなくなる
- 生活習慣病のリスクが上がる
大人の健康面を考えると、深刻な問題になります。
肥満症や糖尿病、高血圧など早いうちから対策しておくことが重要になりますので、定期的に手料理や薄味のものも食べるようにしましょう。
小食
食事に興味がなく、食べる量が少ないことを表します。
痩せ体型を望む特に若い女性に多く、1日の食事量が圧倒的に少ない場合があります。また、精神的な問題で食べられない場合もあります。
問題点
- 子供の場合、発育に必要な栄養が十分に摂れない
- 間食が多く、食事が取れていないケースもある
- 運動不足の可能性
精神的な不調が原因で食事を取れない方には、無理に食事をしてもらうのは難しいでしょう。
ただ、日頃の生活習慣が原因で食事の量が少ない場合には、改善できるので生活を見直していただきたいです。
また、強い痩せ体型への願望は危険ですので、健康な身体作りを心がけましょう。
粉食
パンや麺など、粉にしてあるものばかりを主食として食べることです。
世界の色々な美味しい料理を手軽に食べれるので、日本料理の米を食べる機会が減っているかと思います。ただ、粉にしてあるものは美味しいだけではないので注意しましょう。
問題点
- 柔らかいため、噛む回数が減る
- 早食いによる食べ過ぎ
- 加工されていることが多いため、添加物の害も多くなる
- 生活習慣病のリスクが上がる
小麦粉等を使った食べ物は美味しく、ついつい沢山食べてしまう傾向にあります。どの食材にも言えることですが、食べる程度をご自身の体と相談しましょう。
最後に
昔の食事に対してのイメージは家族でワイワイ食卓を囲むものだったかと思います。そのような環境で、家族の絆や協調性、思いやりを育んでいたのかもしれません。ただ、今では色々な生活スタイルがあり、食事に対する考えもそれぞれ違っていると思います。
健康面や精神面を考えると、複数人で楽しく手料理を囲むのが望ましいかもしれません。「こしょく」はさらに深刻化していくと考えられるので、ご自身の生活やご家族のちょうどいい食事スタイルを築いていただきたいと思います。
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参考文献
ヘルシー&ビューティーフードアドバイザー資格公式テキスト