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ロコモティブシンドロームってご存知ですか?

沢山の記事の中から、アクセスしていただきありがとうございます!

 

本日はみなさんに気をつけていただきたい、ロコモティブシンドロームについてお話ししていきたいと思います。

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ロコモティブシンドロームとは

2007年に日本整形外科学会が提唱した言葉です。骨や関節、筋肉など運動器(ロコモティブ)の衰えが原因で、立つ、歩くといった機能が低下している状態、またはそのリスクが高い状態を言います。簡単に言いますと、要介護やそのリスクが高い状態のことです。

現在日本の40歳以上の人口のうち、約4600万人が該当すると言われています。

 

日本の65歳以上の方の介護が必要となる主な原因

  • 認知症
  • 脳血管疾患
  • 骨折・転倒
  • 関節疾患
  • 加齢による衰弱

これらの中で、運動器に関するものは「骨折・転倒」」「関節疾患」によるもので、全体の約20%を占めると言われています。また、特に女性が多いのも特徴です。

 

体の衰え

人間の運動機能は使わないと衰えていってしまいます。一般的に25歳くらいをピークに、加齢とともに機能が低下していきます。運動不足の人は、さらに早いペースで衰えていきます。

例えば運動や柔軟を日常的にやっている方ですと、体が硬くなることが少ないです。一方でそうでない方ですと、腕を肩から上に上げる機会が減ることで、四十肩になる原因になると言われています。

また、「もう年だから」とよくご年配の方々から聞きますが、年齢のせいにしてしまって体を動かさないとさらに運動機能は衰えてしまいます。

 

ロコモティブシンドロームによる体への影響

ロコモティブシンドロームの対象となる主な疾患

  • 骨粗しょう症
  • 変形性関節症
  • 関節リウマチ
  • 脊椎圧迫骨折
  • 大腿骨頚部骨折
  • 腰部脊柱管狭窄症

さらにこれらを放っておくと、歩行や移動能力低下のために転倒しやすく閉じこもりとなってしまう「運動器不安定症」になる危険性が高くなります。

 

ロコモティブシンドロームチェック

ご自身がロコモティブシンドロームどうかを知るための簡単な方法があります。

ひとつでも当てはまればロコモティブシンドロームの兆候があると言えます。

  1. 2kg程度の買い物を持ち帰るのが困難である
  2. 片足立ちで靴下が履けない
  3. 家のやや重い仕事が困難である
  4. 階段を上るのに手すりが必要である
  5. 15分ぐらい続けて歩けない
  6. 家の中でつまずいたり滑ったりする
  7. 横断歩道を青信号で渡りきれない

みなさんはいかがでしょうか?今は当てはまるものがなくても、この先できなくなると感じることが増えるかもしれません。

 

ロコモティブシンドローム対策

今はまだ不安のない方や将来不安な方も早いうちに対策をしておきましょう。

一番大切なのは、痩せすぎや肥満を防ぐことです。痩せすぎの方は、栄養不足となり骨や筋量に影響します。肥満の方は膝や腰への負担が大きくなります。

では、健康な状態にするためにはどのようにすれば良いでしょうか。それは、食生活の見直し適切な栄養摂取適度な運動質の高い睡眠を心がけることが大切です。

適度な運動と言われても年齢を重ねると運動する機会が減ったり、運動への苦手意識も強くなると思います。日本整形外科学会では、バランス能力をつけるための「片足立ち」と下股筋力をつけるための「スクワット」が推奨されています。毎日少しずつ習慣づけていきましょう。

locomo-joa.jp

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございます!

このブログを読んだことをきっかけにしていただき、ご自身の健康寿命を伸ばしていただき、楽しい老後を迎えましょう。

 

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参考文献

  • ヘルシー&ビューティーフードアドバイザー資格公式テキスト
  • センテナリアン検定講座 公式テキスト