アレルギーと一緒に暮らす

生活を楽しくするヒント

栄養士とアロエベラ

沢山の記事の中から、アクセスしていただきありがとうございます。

 

本日は、約1年くらい前のアレルギーに関する、ある栄養士の方との経験をお話しさせていただきます。

 

 

出会い

知人の紹介通っていたお店で、教師を辞め栄養士としてアレルギーの人たちを助ける活動をしている方を紹介されました。その人自身はアレルギー体質ではなく、お子さんが花粉症があったとのことでした。

 

活動内容

その栄養士の方の活動というのが、100%のアロエベラからできたジュースを販売しているとのことでした。その栄養士の方いわく、アロエベラには栄養素が沢山含まれていて、アレルギーだけでなく、アトピーや喘息を治るとのことでした。その方のお子さんもアロエベラを飲み続けたことで、花粉症も治ったとのことでした。

実際にアロエベラで助けられた方たちの声が書かれた資料を見せていただいたり、アロエベラを飲み続けた人の身体の色々な数値なども見せていただきました。

お話の中で、ものすごく強調されたことがあります。私と旦那さんには色々なアレルギーがあります。そのアレルギーは遺伝するものだから、子供を授かる前に治さないと、子供がかわいそだと言われました。その栄養士の方のお客様にも、アレルギー持ちのご夫婦がいて、子供ができるまでに、アレルギーを治そうとアロエベラを飲んでいるとのことでした。

 

アロエベラ

栄養士の方から説明を受けた内容ではなく、私が調べたアロエベラについて書いていきます。

アロエベラは、多肉植物の一種です。

アロエベラを塗布することで、ニキビや熱傷などの皮膚疾患の治癒に良いとされています。また、ジュースのように飲むことで、減量や糖尿病などにいいとされています。ただ、身体に合わない場合、塗布したところにかゆみが出たり、液状のアロエベラを摂取することで胃けいれんなどを引き起こす場合があります。また、妊娠中や授乳中の摂取は安全ではないとされています。過去には発ガン性物質は含まれていたこともあります。

使い方として、お勧めなのは、日焼けをした肌やニキビ予防に塗布することです。

ただし、肌の弱い方は他の保湿成分の高いものや抗菌、鎮静成分の入ったものを使用することをお勧めします。

 



栄養士の方の話を聞いて疑問に思ったこと

  1. 肌に合わなくて使えない・・・アロエベラはジェルが流行っていたこともあり、使ったことがありました。しかし、私の肌に合わずかゆみが出たので、1度で使用をやめました。それをその栄養士の方に伝えたところ、ジェルが流行っていたことも知らず、そのジェルが正規品ではないからだと言われてしまいました。
  2. 本当に治るのか・・・食物アレルギーが治ったかどうか過去の事例がなく、アトピーや花粉症が治ったという説明と事例のみでした。また、パッチテストなど1度も試すことができないまま、アロエベラジュースを買わなければならない。特にアレルギー持ちの方は胃腸が弱いので、1度も試せないのは危険です。また、アルコールアレルギーを持った方は特に、皮膚への副作用を受けやすいので危険だと思いました。
  3. そもそもその方はアレルギーを持っていない・・・アレルギーを持った方だけが、活動をしていいとは思っていません。しかし、その方は特にアレルギーに対する知識が少なく、どのような体質の人でもアロエベラジュースを飲めるとおっしゃっていたのが恐怖でした。

 

その後

その栄養士の方は、お話が終わった後、挨拶もなくすぐに帰ってしまいました。知人の紹介でそのお店に通っていたということもあり、失礼のないようにと思い、「旦那さんに相談する」と店員さんに伝えて帰宅しました。

後日知人にその話をすると、以前から「アレルギーを持った人にそのジュースを紹介すると反応がよくて売れる」と言っていたそうです。ただ、知人もまさか私に進めているとは知らなかったようで、知人からお店の方にお断りの電話をしてもらいました。

 

教訓として

このことがきっかけで、栄養士などの資格を持った人でも、安易に信じてはいけないと思いました。また、命に関わることなので、自分自身が惑わされないように正しい知識を身につけようと思いました。

 

ここまで長文になりましたが、読んでいただきありがとうございます。

この経験を記事にすることで、同じような経験をする人が減り、本当に体に良いものを広めようと活動している方の力になれば幸いです。

 

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参考:

厚生労働省eJIM | アロエベラ | ハーブ | 医療関係者の方へ | 「統合医療」情報発信サイト